Atom N2600 CPUについて
インテルCPUの中で、Atomといえば性能は低く、PCを趣味にしていらっしゃる方々には散々な評価のようです。でも組み込み用途ではそのローパワーなところが高く評価されています。特に表題にあるN2600はCederviewという最新のAtomCPUの仲間で、過去のAtomとは一線を画するテクノロジーが使われています。ローパワーでありながらそこそこのCPUパワーと動画再生能力、それにグラフィック出力の多様さなど、大変使いやすいCPUです。デバッグ時にはヒートシンクすら付けずに何日も動き続ける実力も持っています。残念ながら命令実行がインオーダーであることから、せっかくの演算能力も余り気味で、CPU負荷が100%を超えることは通常ありません。アーキテクチャの問題とはいえ大変残念です。次期Atomに期待したいものです。